2017年1月24日火曜日

トランプ狂想曲

カラスの鳴かない日はあっても、トランプ大統領がニュースにならない日はありません。
ネット上では、彼の髪型が話題になっています。(NHKニュースでも取り上げられました。)

掛川花鳥園で飼育されている金鶏です。(HPからコピー)

大統領就任演説の主題は、「政治権力を国民(ピープル、シチズン)に取り戻す」です。
国民を、人民(またはプロレタリア)と読み換えれば、立派に「社会主義革命宣言」になります。
アメリカのマルクス、と呼んでも良いかもしれません。

下記は、演説の一部です。(朝日新聞の翻訳

しかし、とても多くの市民にとっては、違った現実が存在しています。
荒廃した都市部では貧困の中に閉じ込められた母子たちがいます。
さび付いた工場群が、まるで墓石のように私たちの国土の風景のあちこちに広がっています。
教育制度には、潤沢な資金があるのに、若く、光り輝く生徒は、あらゆる知識を得られないでいます。
犯罪と悪党と麻薬によってあまりに多くの命が失われ、私たちの国からまだ実を結んでいない多くの潜在力を奪っています。

母子家庭の貧困、地方都市のシャッター通り、奨学金ローン破産、日本の現状そのものと言えなくもありません。(治安は米国ほど悪くない。)

日本のトランプが現れるのも、そう遠くないかもしれません。